株式会社AIRECサービス社長 南竜次(3)委託先に投じる年1500万円の「育成費」

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「僕の委託先が育てた『見習い』が独立し、新たに僕の委託先になったら、以降、その『見習い』の売り上げの5%を、育てた委託先へ支払うことにした。このお金を『育成費』と名付けました。見習い期間中は委託先が日当を支払っているし、一人前にするにはかなりの労力が必要。これを補填するためです。ただ、独立した『見習い』がミスをしたら、委託先にフォローしてもらう。そうすることで、委託先は『見習い』を一人前に育てよう、確かな技術を覚えさせようと熱心に教育しますよね」

 中には、20人の見習いを独立させたという委託先もいるという。南氏はその委託先に毎年1500万円ほどの「育成費」を支払っている。

 この仕組みが奏功し、多くの委託先が率先して年1人のペースで見習いを独立させているそうだ。

■「頑張った分だけ稼げる」

「頑張った分だけ稼げる」と南氏が言うシステムは話題を呼び、就職希望者は後を絶たない。

 この雇用形態を真似する企業も出てきているという。

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