株式会社AIRECサービス社長 南竜次(3)委託先に投じる年1500万円の「育成費」

公開日: 更新日:

「僕の委託先が育てた『見習い』が独立し、新たに僕の委託先になったら、以降、その『見習い』の売り上げの5%を、育てた委託先へ支払うことにした。このお金を『育成費』と名付けました。見習い期間中は委託先が日当を支払っているし、一人前にするにはかなりの労力が必要。これを補填するためです。ただ、独立した『見習い』がミスをしたら、委託先にフォローしてもらう。そうすることで、委託先は『見習い』を一人前に育てよう、確かな技術を覚えさせようと熱心に教育しますよね」

 中には、20人の見習いを独立させたという委託先もいるという。南氏はその委託先に毎年1500万円ほどの「育成費」を支払っている。

 この仕組みが奏功し、多くの委託先が率先して年1人のペースで見習いを独立させているそうだ。

■「頑張った分だけ稼げる」

「頑張った分だけ稼げる」と南氏が言うシステムは話題を呼び、就職希望者は後を絶たない。

 この雇用形態を真似する企業も出てきているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出