ロシアがパリ五輪参加OKならボイコット続出で世界が真っ二つに割れる…日本の判断は?
「欧州各国は厳しい判断を迫られることになる」
こう語るのは、スポーツライターの津田俊樹氏(国士舘大学非常勤講師)だ。
国連人権理事会から指摘を受けた国際オリンピック委員会(IOC)が、ウクライナ侵攻で国際大会から除外されているロシアとベラルーシ選手の復帰を条件付きで検討している一件。来年のパリ五輪の組織委員会はIOCや各競技の国際連盟の判断に従うようだ。
1日付のAP通信によると、米国の五輪委員会も両国選手の国際大会復帰の道を探ることを支持した一方、ラトビア五輪委員会は、両国選手がパリ五輪参加を許可された場合、大会のボイコットを検討するという。
「ラトビア、リトアニア、エストニア、ポーランドの外相がロシアとベラルーシ選手の五輪出場は認めない方針で一致しているそうです。自国で殺害された民間人は7000人以上に上ると先月発表されたウクライナのボイコットは当然としても、条件付きでも、ロシア選手のパリ五輪出場が認められたら、欧州などではボイコットを協議する国が他にも出てくるでしょう。