秋山翔吾は強化試合で右足小指骨折も…小久保監督からオランダ戦スタメンを告げられた

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「準決勝の米国戦は3年後のメジャー挑戦のきっかけになった試合かも」

 右足小指の骨折をおして「8番・中堅」で初めてスタメンで出場した2次ラウンドのオランダ戦。0-0で迎えた二回1死一、三塁の第1打席は「手と足が震えた」と言う。

「こんなコンディションなのに、バンデンハーク(ソフトバンク)を攻略するために先発で使われている。ここで打てなかったら、何のために出ているんだ? って(自分の)出場の意味がない気がして、ものすごいプレッシャーを感じました」

 手に汗握る緊張の打席で、レフトへ犠飛を打ち上げ、先制に成功。「これで気持ちが楽になった」と三回にも適時打を放ち、この試合、2打点の活躍で、延長タイブレークの末の8-6の勝利に貢献した。

 2日後のキューバ戦を控え、代表内は「あんな激戦を制したのだから次も勢いで勝てるだろう」という雰囲気になっていたという。そんなフワッとした空気を引き締めたのが、メジャーリーガーとして唯一、参戦した青木宣親(アストロズ)だった。

「激戦の後は気が緩みがちになる。しっかり最初の入りを集中してやっていこう!」

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