DeNA今永昇太は今オフメジャーで「年俸10倍」 WBCでは大谷翔平に匹敵する直球データ計測
メジャーの評価をさらに上げたという。
DeNAの今永昇太(29)が21日の広島戦に今季初先発。8回無失点の好投で初勝利を挙げた。
WBCでは3試合に登板。米国との決勝戦で先発の大役を任されるなど、1勝1ホールドで世界一奪還に大いに貢献した。WBC球にも適応し、大会後には「WBC球の方が軽く感じた」と話した。
メジャー関係者は今永のボールの質を高く評価したという。MLBの「ベースボール・サバント」によると、3月10日の韓国戦の直球の平均回転数は2561で最高が2678。決勝戦も平均2555回転で最高2658回転。大谷翔平(エンゼルス)が決勝戦でトラウトに投じた直球の最高値(2686回転)に匹敵するキレ味抜群のボールだった。放送関係者が言う。
「これはメジャーでも屈指の数値です。昨季、メジャー左腕の平均回転数1位は20セーブを挙げたタナー・スコット(マーリンズ)の2650回転。2位が最優秀防御率のタイトルを獲得したフリオ・ウリアス(ドジャース)の2521回転(50球以上投げた投手が対象)。しかも今永の直球はホップ成分もかなり豊富で、浮き上がるような軌道を持つ。メジャートップ級のクオリティです」