西武右腕・青山美夏人 開幕戦で抑えに大抜擢、松井監督や恩師が舌巻く強心臓とクレバーぶり

公開日: 更新日:

 4年春に東都リーグトップの6勝0敗、防御率1.40でMVPを獲得。プロの注目を浴びた。スポーツライターの安倍昌彦氏が言う。

「亜大は練習時間が長いなど厳しい環境ですが、3年冬には1週間で1000球の投げ込みに挑戦するなどカラダは丈夫。マウンドでは強打者相手にも臆せず、強気の投球をする心身のタフさがある。低めの制球に優れ、変化球も多彩。ツーシーム、スプリット、カットボールに100キロ前後のカーブもある。約50キロの緩急を駆使し、打者に的を絞らせない投球術を兼ね備えています」

■「リリーフなら一番いいところで」

 プロ1年目の今季、松井監督は「気持ちの強さ、球の強さがある」と、開幕一軍に抜擢。オリックスとの開幕戦でいきなり抑えを託した。開幕数日前、松井監督から「どこで投げたいんだ?」と問われ、「リリーフなら一番いいところで投げたいです」と答えたら、「じゃあ、いけ」と言われたという。

 2-1の九回に登板、2死から森友哉に同点弾を浴び、火消しに失敗したものの、「次は絶対にやってやる」と2日後、同じく九回から登板して無失点に抑え、リベンジに成功。プロ初セーブを挙げた。現在はリリーフとして6試合に登板、0勝0敗1セーブ、防御率3.00と、奮闘している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭