西武右腕・青山美夏人 開幕戦で抑えに大抜擢、松井監督や恩師が舌巻く強心臓とクレバーぶり
試合前の練習中、荷物を持ってベンチに引き揚げる青山に本紙記者が声をかけると、「先に荷物を置いてきていいですか? また戻ってきますので」と、律義に取材に対応する好青年でもある。
青木投手コーチが言う。
「器用でいろんな球を投げられる。気持ちを出していける投手。ただ、まだまだ課題はあります。先頭打者への四球や、暴投で走者を進めることもあったが、一つ一つ、試合で経験を積んで、どうやったら抑えられるのかを学んでいってほしい」
持ち前の強心臓とクレバーぶりで、一軍に食らいついていきたい。
▽青山美夏人(あおやま・みなと) 2000年7月19日、神奈川県横須賀市出身。城北小3年から野球を始め、中学は横須賀シニア(現・横須賀三浦シニア)に所属。横浜隼人高を経て、亜大で4年春にMVPなどを獲得。183センチ、94キロ。右投げ右打ち。家族は両親。