松山英樹は無心でパットできたら怖いものなし 現在は苦しい状況を我慢強く耐えている
4月の「マスターズ」後に帰国して、5月の連休明けに再渡米するまでに2ラウンドしかプレーしなかったことでもわかりますが、今大会に向けた調整に十分な時間が足りなかったと思います。
■よく耐えている
それでも全米プロは11年連続予選落ちがありません。タフな設定で、ちゃんと4日間戦うポテンシャルの高さがあり、来月の「全米オープン」に向けて課題を克服していくことになります。首に違和感があり体調は必ずしも万全とはいえず、思い通りにプレーもできず、そのうえ結果も出せずに今は苦しい状況だといえます。じっと我慢強く耐える時期なのかもしれません。
ショットに不安さえなくなれば、パットに集中できます。
プロは、「こうすれば絶対に入る」というパットの打ち方があります。
ただグリーンの速さやコースによって変わる芝質によってカップを狙っても転がりが一筋ズレることもあります。それだけでなく長く戦ってくると、目線のずれ、ストロークのずれ、打ち急ぎやインパクトの強弱など、今までの経験値に微妙な狂いが生じてくることもあります。