大谷翔平サイ・ヤング賞の足かせに…エンゼルスはザル守備&捕手弱肩ともメジャーワースト
加えて捕手の守りもヒドい。今季は故障者が続出して正妻を固定できないとはいえ、チームの盗塁阻止率1割1分はメジャーワースト。捕手だけの責任ではないものの、暴投数25個はアスレチックスに次いでメジャーワースト2位と、捕手も含めた守備成績は軒並み、下から数えた方が早い。
前出の友成氏は「エ軍には記録に残らない失策も少なくありませんよ」とこう続ける。
「大谷がリアル二刀流で出場した4月27日のアスレチックス戦ではこんなことがありました。四回、ルッカーに今季初被弾となる3ランを許したが、これは右翼レンフローがフェンスぎりぎりまで追って一度は打球をグラブに収めながらはじいてスタンドインしたもの。メジャーの外野手なら簡単に処理できる当たりでした。これに動揺したのか、大谷はこの回は計2本塁打で計5失点と打ち込まれた。打線の援護もあって結果的に4勝目を挙げたとはいえ、バックに足を引っ張られて黒星を喫してもおかしくはなかった。大谷の9暴投はメジャーワーストですが、これは大谷の制球力というよりも捕手のブロッキングやキャッチングに問題があるケースも含まれています」