巨人が「魔の7月」に突入…守護神・大勢が登録抹消、昨季は真夏2カ月で借金10と大失速
昨年7月にはワーストタイとなる2度目の5連敗…
今日から7月に突入するが、巨人は夏場が苦手だ。昨年は7月に5勝12敗1分け。8月も11勝14敗1分けと真夏の2カ月は借金10の大失速で、最終的に屈辱の4位に終わった。
「大勢は23日に登板して25日の広島戦のベンチ入りメンバーから外れていた。その時点でコンディション不良だったわけで、25日には抹消できたはず。しかし、原監督は27日からの東北遠征に同行させないことで回復を待った。大勢は代わりの利かない重要な戦力。それと、巨人が昨年の夏場に負けまくったのもあるでしょう。昨年は7月にワーストタイとなる2度目の5連敗を食らい、2戦連続2ケタ失点など、夏場に投手陣が崩れるというトラウマがあるから逡巡した。少しでも休んで良くなる可能性があるなら、という原監督の願いだったが、抹消が遅れた感はあります」(巨人OB)
さらに追い打ちをかけるのが“タマ不足”だ。さるファーム関係者は「この前、一軍に昇格して先発した左腕の井上が、二軍から一軍に自信を持って推薦できる最後の投手だった。もう一軍に推薦できる投手は見当たりません」と嘆く。
この日はエースの戸郷が8回143球を投げて8安打1失点。岸田のサヨナラ本塁打を呼び込み、連敗を3で止めたが、巨人はいよいよ魔の7月を迎える。