巨人・大勢“勤続疲労”に見る「フォークとWBCの危険な関係」…佐々木朗希でさえ連続失点中
巨人の原監督は4位に後退した25日の広島戦後、ベンチ外だった守護神・大勢(23)について「ちょっと疲労困憊。少し時間をあけることがチームにとっても彼にとっても(いい)と考えた」と説明した。
大勢はリーグ戦が再開された23日の広島戦の最終回に登板。14セーブ目を挙げたものの、1回2安打1失点で翌24日は登板機会がなかった。今季の広島戦は投げた4試合全てで失点し、対戦防御率11.25、被打率.421。そんな相性の悪さもあるにせよ、その前の登板は15日の西武戦で中7日も空いており、登板過多というわけではない。
疲労は疲労でも、3月に侍ジャパンの一員としてWBCの激戦を戦った「勤続疲労」とみるのが自然だ。代表メンバーの中でも、特に「フォーク」を武器とする投手が、軒並み苦しむ傾向がある。
広島の栗林良吏(26)は腰痛のために侍ジャパンの宮崎合宿中に離脱した。広島で復帰後も1勝6敗、防御率6.62で、本来のクローザーのポジションに戻れていない。最速165キロ、ロッテの佐々木朗希(21)でさえ、ここ4試合は2、1、2、4と連続失点中なのだ。