角界OBは「協会も新大関が欲しいはず」と、こう続ける。
「大関に昇進するためには『三役で3場所33勝』以上が目安といわれている。大栄翔は今場所11勝以上、他の2人は12勝以上で届くが、今場所は関脇より上の番付が横綱照ノ富士ただひとりになり、白星を挙げやすくなった以上、おいそれと基準を下げるわけにもいかない。新大関はつくりたいけど、ハードルは下げたくない……という複雑な事情が、関脇戦2番の『見て見ぬふり』につながったのかもしれない」
ネット上では「誤審!」「物言いをつけろ」など相撲ファンの怒りの声が少なくない。今後も物議を醸しそうだ。