今年の全米女子オープン七不思議…国内で散々な木下彩が日本勢3位の好成績はなぜか?
畑岡奈紗(24)が逆転負けを喫した今年の全米女子オープン(ペブルビーチGL)。世界ランク1位のコ・ジンヨン(27)は予選で姿を消し、同2位、3位のN・コルダ(24)とL・コー(26)も下位に沈んだ。
22人が出場した日本勢も、昨季女王で今季4勝の山下美夢有(21)ら11人が予選落ち。一方で、ツアー未勝利の木下彩(24)は、通算4オーバー13位。畑岡、古江彩佳(23)に次ぐ日本勢3番手には驚かされた。
国内予選を通って出場した木下は海外メジャー初参戦。しかも、今季18試合で予選落ち11回だ。難コース相手ではゴルフにならず、ほうほうの体で帰国するかと思いきや、13位で約2390万円の賞金をゲット。たった1試合で大会前の生涯獲得賞金(2199万2650円)を上回り「そんなに貰えるんですか?」と満面の笑顔だった。
木下の4日間のスコアを見ると、難度が急激に上がる8番以降を2オーバーでまとめている。4オーバーの畑岡より上だ。
出場選手の平均に対して何打稼いでいるか、または劣っているかを示すストローク・ゲインドも、ショートゲームで獲得したストローク数(+0.96=10位)や同パッティング(+0.62=29位)はメジャー2勝のM・リー(27)よりすぐれている。