オリ山本由伸の唯一の不安は“エンジンの大きさ”だ 数々の障害を乗り越える体力はあるか?
日本の情報提供者によれば、今オフ、メジャー挑戦することがほぼ確実なのは山本由伸(24=オリックス)と今永昇太(29=DeNA)の2人だという。
高橋光成(26=西武)はチーム状態が芳しくなくて微妙、松井裕樹(27=楽天)はまだ決断を下せないでいるそうだ。
8月に入ると、日本の球場のネット裏には外国人スカウトの姿が目立つようになるだろう。1日のトレード期限が過ぎると、プロスカウトたちは時間ができるからだ。わたしも同僚と日本へ行くつもりでいる。
山本と今永のチェックが主な目的になるが、評価が高いのは山本の方だろう。
■7年161億円を上回る可能性
昨年まで2年連続沢村賞を獲得した右腕で、以前からメジャー球団が注目していた。「先発2~3番手」という評価だから、2014年にヤンキース入りした田中将大の7年総額約161億円を上回る可能性もある。
といって金満球団によるマネーゲームになるとは限らない。ごく一部の資金力に乏しい球団を除き、計20球団くらいは先発2、3番手にその規模の資金をつぎ込めるからだ。