ツインズ前田健太の日本球界復帰に現実味! 古巣・広島が本命もソフトBと巨人が虎視眈々
【昨日(日本時間11日)のマイナーの試合で4イニング投げました。復帰が近づいてきたと思うので頑張ります。】
ツインズの前田健太(35)が日本時間12日、自身のインスタグラムのストーリーにこう投稿した。
前田は4月下旬、右上腕部の張りでIL入りしたものの、11日の3A戦で4回60球を投げ、3安打無失点と好投。メジャー復帰に向けて、着々と準備を進めているが、今季は2021年9月のトミー・ジョン手術(側副靱帯再建術)から復活を果たすも、4試合で0勝4敗、防御率9.00。さる広島OBは、「16年にドジャースと結んだ8年契約が満了する今オフ、日本球界への復帰も視野に入れているそうです」と、こう続ける。
■「最後は日本でやりたい」
「ドジャース1年目に16勝を挙げるなど、メジャー8年間で通算59勝(45敗、9ホールド、6セーブ)をマークした実績の持ち主。仮にツインズが契約満了と同時にリリースしたとしても、他球団からオファーが来る可能性はある。その一方で、本人はかねて、『最後は日本でやりたい』と話している。バリバリ投げられるうちに日本で……という思いがあるようです」
前田はメジャーで実績を残してはいるものの、常に右肘の不安と闘ってきた。
ドジャースとの契約時のメディカルチェックで右肘に異常が見つかり、基本給は8年総額2500万ドル(約25億円=当時レート)と低く抑えられ、その分、総額1億620万ドル(約106億円=同)という巨額の出来高払いが設定された。
1年目こそ満額の出来高を獲得し、年俸は約13億円に達したが、稼ぐためには常に結果を残す必要がある。
「心身への負担は小さくないようです」とは、前出のOB。
「マエケンは『体の痛みを感じにくい』と話したことがある。広島時代から持ち前のタフさで肘の不安を乗り越えてきたが、MLB球はNPB球よりも縫い目が高く、表面がサラサラして滑りやすい。余分な力を入れて球を握るため、肘に負担がかかる。マエケン自身、トミー・ジョン手術を受けた21年は常に痛みを抱える状態だった。手術明けの今季も右肘不安でIL入りするなど、メジャーでプレーする上で、心身の負担が大きくなっているのは確かです」