国内女子ツアーに大激震!看板大会「日本女子プロ」から冠スポンサーのコニカミノルタが撤退
小林浩美会長の“次なる一手”にも主催者が猛反発
そこで考えた次の手が、各スポンサーへの「主催権返上」だ。
女子ツアーは年間38試合が行われ、うち協会主催大会は「ワールドレディス選手権」「楽天スーパーレディース」「日本女子プロゴルフ選手権」「JLPGAツアー選手権」の4試合しかない。
残る34試合は主催者がそれぞれ違い、協会は選手と競技委員を派遣する主管業務でしかない。つまり主管業務では大会公認料しか手にできない。
そのため、大会主催権(日本女子オープン、TOTOジャパンクラシックを除く)を協会に返上させて、現スポンサーには特別協賛会社になってもらい、多額の金を手にしようという狙いなのだ。もちろん主催者側の反発は強く、交渉は難航している。
「主催大会でさえ協賛スポンサーが撤退したり、見つけられないのに、ツアー全体の主催権を手にできるのか、という声が高まっているわけです。主催権を無理やり奪うような暴挙を進める小林体制にブレーキがかかるきっかけになればいいのですが」(協会関係者)
女子ツアーは渋野日向子、古江彩佳、西村優菜、勝みなみらが海外に主戦場を移し、人気選手が手薄になっている。さらに、いま若手で活躍する岩井姉妹も海外志向が強いといわれ、国外流出の流れが止まらず、女子ツアー大会をスポンサードする費用対効果が低くなっている。
剛腕運営の小林会長にも陰りが見え始めたようだ。