著者のコラム一覧
佐高信評論家

1945年山形県酒田市生まれ。「官房長官 菅義偉の陰謀」、「池田大作と宮本顕治 『創共協定』誕生の舞台裏」など著書多数。有料メルマガ「佐高信の筆刀両断」を配信中。

「ワイはアサシオや」にも描かれた元大関・朝潮は相撲界に欠かせない力士だった

公開日: 更新日:

 一緒に相撲見物に出かけたが、彼女の声は大乃国が登場すると何オクターブか高くなった。もと魁傑の放駒親方の弟子の大乃国に杉浦は三段目のころから注目していた。

 自分は小柄ながら、「大きくて重たいものでが好き」という杉浦は、大乃国のようなタイプが、自分が生きている年代で出てくるとは思わなかった。「頭の中で漠然と考えていた人間が実在していた」という感じなのである。

「今日負けちゃったから親方に怒られちゃうな」と、大きい身体をすくめる大乃国のゆったりのったりに、杉浦はたまらない親近感を寄せていた。

あの福相にタラコ唇!」

 夢見るような感じでこんなことを言っていたが、これはそのまま朝潮に置き換えることもできるだろう。

 杉浦はかつて学校をサボってまで国技館に通い、名古屋にも日帰りで相撲を見に行ったとか。

 思わずドキッとしたのは次の発言である。

「わたし、フンドシが好きなんです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭