大リーガーはオフも危険と隣り合わせ…ヤ軍監督は現役時代、契約違反のバスケで怪我→解雇
感謝祭とブラックフライデーも終わり、米国内は一気にクリスマスの時季を迎える。
大リーグの選手にとっては、オフシーズンもなすべきことは多い。家族や友人たちと感謝祭を過ごし、クリスマスを迎えるのは当然としても、日々の過ごし方はある意味、シーズン中以上に気を使う。
それは、体調の維持や健康管理だけに限らない。いかにして事故を起こさず、また事故に巻き込まれないかが重要になる。
オフシーズンに事故に巻き込まれた大リーグ選手として現在まで語り継がれるのは、1972年12月31日のロベルト・クレメンテの一件だ。
ニカラグア地震の発生を受けて救援物資を運ぶ途中、故障を原因とする飛行機事故により落命したのだ。
通算3000安打でシーズンを終え、どこまで記録を伸ばせるか注目を集めた中での遭難だっただけに、大リーグ機構は慈善活動や社会活動を行う選手に送っていたコミッショナー賞の名称をロベルト・クレメンテ賞に改めたし、全米野球記者協会は特例としてクレメンテをただちに野球殿堂入り選手に選出するなど生前の功績を称えた。