阪神オリVパレード大盛況も…大阪府に聞いた 職員ボランティア”招集”とジャンパー転売問題

公開日: 更新日:

「支給したものに後からとやかく言うものではない」

 ――ボランティアは強制ではなかったのか?

「大阪府と大阪市の職員合わせて2500人の募集人数に達しましたが、完全にボランティアということで実施しました。ですので、強制的であったというようなニュアンスは無かったと認識しています」

 ――一部報道によると、大阪市の部署によってはあらかじめ割り当て人数が明記されていたといいますが。

「我々としては、部署ごとにどれくらいの人数が集まるのかという見込みはつくっていました。ただ、100人必要であれば絶対に100人集めなければならないという趣旨や意図ではありませんでした」

 ――パレード終了後には、ボランティア職員に支給されたジャンパーとキャップがオークションサイトに相次いで出品されています。

「担当者としては複雑な思いはあります。ですが、もともとジャンパーやキャップは、警察の方から一般来場者とスタッフを見分けられたほうが良いという指導があって、配布したものです。無事に開催できた時点でその役割は果たしたと思いますし、支給したものに後からとやかく言うものではない、というのが府としての見解です」

 ――ジャンパーを”エサ”にしてボランティアを募集したのでは?

「安全面から配布したもので、それをインセンティブにしたというような意図はありません」

 ――大阪府は再来年の25年に大阪万博を控える。万博でも職員をボランティアとして駆り出す予定はありますか?

「個別の案件につきましては担当の者に聞かなければわかりませんが、過去には大阪マラソンなどで職員からボランティアを募集しました。こうした事例がありますので、万博についてはわかりませんが、そうしたことは今後も続けていくと考えています」

 万博でもひと悶着起きなければいいが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 2

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  3. 3

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  4. 4

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  5. 5

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  1. 6

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  2. 7

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  3. 8

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  4. 9

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 10

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」