楽天8位・青野拓海は両親も姉も氷見高出身 その中でノビノビ育った天然素材

公開日: 更新日:

■祖父お手製の屋根付きのテラス

「家では主に打撃練習をしていました。お義父さんが器用な方で、拓海のためにリビングの一番大きい窓の外側に屋根付きのテラスを増設してくれました。氷見市は冬は雪が積もりますが、テラスなら関係なく素振りができます。中学までは私もキャッチボールに誘われましたけど、ある日、私が球を捕り損ねて目にぶつけてしまって。幸い大事には至りませんでしたが、漫画で見るようなヒヨコが頭の上を回って……(笑)。もともと気を使って優しめに球を投げてくれていましたが、それ以来はキャッチボールではなく、『ハネを投げて』と頼まれるようになりました。ソフトボールをしている次女(県選抜入り)も同じようにハネ投げを手伝っています」

 西條中では軟式野球部に所属。3年春は全国大会出場を決めたが、コロナ禍で開催中止の憂き目に遭った。窪スポーツ少年団の大鋸賢二監督(当時)が言う。

「センバツ出場が決まった時はウチまで報告に来てくれました。西條中ではコーチとして拓海を見てきて、全国大会中止の無念を知っていただけに、感動はひとしおでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…