楽天8位・青野拓海は両親も姉も氷見高出身 その中でノビノビ育った天然素材
青野拓海(楽天・内野手・氷見高・18歳)
今秋の支配下ドラフトで12球団最後の72番目の指名を受け、プロの世界に飛び込んだ。
漁業が盛んな富山・氷見市で生まれ育った青野は今春、氷見高校(富山)のエースとして、21世紀枠でセンバツに出場した。
「私も妻も、拓海の2つ上の長女も氷見高出身です。中学3年の次女の進路は未定ですが……」
こう話すのは、青野の父・英治さん(43)だ。高校時代、捕手として夏の富山大会決勝に出場した。が、青野に野球を勧めたことはなく、小学3年時に英治さんの高校時代の先輩が監督を務める窪スポーツ少年団に入団して以降も、指導にはノータッチだった。
「拓海が小、中学生まで試合の審判をすることはあったが、指導は別です。毎日見てくれている監督やコーチがいるのだから、私が口を出すのはどうなのかなと。指導法が食い違うかもしれないので、グッと我慢しました。家でも野球の話はあまりしなかったと思います」(同)
自主的に野球を始めた青野は小学時代から熱心に自主練に励んだ。母・ゆかりさん(41)の話。