現役ドラフト一番人気!ヤクルトが獲得した前巨人・北村拓己が名をあげた“志願のマウンド”
わずか10球で肩を作った北村は「相手への思いやり」と、あえてリリーフカーには乗らずにマウンドへ。打者4人に対し、1回1安打1失点。最速は141キロで、スライダーも投じた。
メジャーでは野手の登板はよくあることだが、日本球界で野手の登板は、得てして批判の対象になる。北村は「いいことか悪いことかといえば、野手が投げるのはあまりよろしくないかなと思うけど、チームとしてやっている。明日も試合があるという意味も込めての登板だったと思う」と説明。原監督も「よく北村がピッチャー陣を助けてくれた。練習はさせていないが、監督として非常に感謝する」と最敬礼だった。「自ら手を挙げるなんて度胸がある」と他球団の関係者をうならせたという。
そんなチームへの献身性や度胸に加え、パンチ力や内野の守備力も高い評価。のびのびとした環境のヤクルトでひと皮むければ、大きな掘り出し物になるかもしれない。