ヤクルト1位・西舘昂汰 東大生とプロ野球選手を育てた母の夢は「アメリカに行きたい」
西舘の食トレを支えたのが、調理師免許を持つ祐三子さんだ。かつて高校の学食で働いていた際に調理師免許を取得。現在はデイサービスで介護食を作る仕事をしているだけに、家族の食生活には人一倍、気を配っている。祐三子さんが言う。
「子供たちがよく食べるので、ご飯は多い時に朝8合、1日で1升5合を炊くことも。炊飯ジャーがなく、大きな鍋で2回に分けて炊いていました。昂汰は2年夏にベンチ入りできなかったのが悔しくて、『お母さん、お願いします』と、多くの食事を取るように。おかずは、体が大きくなるようにカルシウムとたんぱく質をバランスよく取らせました。いりこや鶏の天ぷらが好きでよく食べていました。おにぎり、ゆで卵、煮干しはいつでも食べられるように、食卓に常備していました」
■子供たちが頑張っている姿を見るのが楽しすぎる
祐三子さんが続ける。
「子供たちが頑張っている姿を見ているのが楽しすぎて、幸せでした。子育て以上に楽しいことってもうあるのかな」と言う祐三子さんだが、一つだけ楽しみにしていることがある。