楽天FA松井裕樹 パドレス入り急浮上の裏側 「複数年契約で合意間近」とMLB公式サイト
14日にセントルイスでカージナルスと交渉を行っていたと報じられたのが、楽天から海外FAを行使してメジャー移籍を目指す松井裕樹(28)。MLB公式ホームページのマーク・フェインサンド記者が、自身のXで伝えた。
カージナルスはナ・リーグ中地区の強豪。今季は最下位に低迷したものの、昨年までの4年間は優勝2回に2位2回。いずれもプレーオフに駒を進めている。巻き返しに投手陣の立て直しが急務のため、ブルペン強化の目的で松井に白羽の矢が立ったのかもしれない。
「松井はチームの雰囲気やセントルイスにかなり好感をもったようですけど、彼に対しては他にカブスやパドレスも興味を持っている。中でもパドレスはカージナルス以上に有力ではないか」と、特派員のひとりがこう続ける。
「3月のWBCでは1次ラウンドの韓国戦に1イニングを投げただけ。準々決勝以降、米国の決勝ラウンドでも登板機会はなかった。ほとんどの試合で抑えは大勢(24)が務めた。日本のボールと比べて若干大きく、サラサラして滑りやすいメジャー公認球の扱いに苦慮したからですが、このとき救いの手を差し伸べたのがダルビッシュ(37=パドレス)だった。メジャー公認球への対処だけでなく、様々な情報を与えて松井をフォローしたといいます。松井はこのとき、ダルに助けられたという思いが強く、彼を慕っていますからね」