大谷翔平加入で24年の経済効果は534億円だが…ドジャースは「1000億円」巨額契約で採算とれる?
大谷翔平に続いて、山本由伸もドジャース入りが内定。このオフのFA市場の2トップの同時入団に、地元ロサンゼルスのみならず、全米でも大いに盛り上がりを見せている。
すでにドジャースタジアムのチケット代は高騰、日本からのツアー客が殺到することも見込まれるなか、経済効果算出の第一人者である関西大名誉教授の宮本勝浩氏は、大谷のドジャース入りがもたらす2024年の経済効果が約533億5200万円に上ると試算した。
一方でドジャースは、大谷と10年総額約1000億円の巨額契約を結んで採算が取れるのか。
宮本氏は、ドジャースがメジャーで最も多い観客動員数を記録している人気チームであり、球場への広告料や、莫大な放映権料などから計算すると、「採算が合う」と分析。
「これだけの契約金を払っても、『大谷選手が2年目から二刀流で、10年間故障なく活躍し、ドジャースが毎シーズン優勝争いをして、数年に一度優勝すれば、十分採算が取れる』と球団は計算していると考える」としたうえで、「推計ではドジャースは大谷選手の移籍により、年間150~200億円の収入増加があると考えている。10年間では約1500億~2000億円である。したがって、大谷選手に10年間で1050億円を支払っても採算が合うと考えていると推察している」とした。