ソフトB小久保監督は「野球に集中」どころじゃない…王会長とチームへの逆風いまだやまず
21日、ソフトバンクの小久保裕紀監督(52)が都内ホテルで行われた母校の青学大OB・OGによる激励会に出席。約90人の参加者を前に、4年ぶりの優勝を誓った。
愛弟子の「小久保新監督を応援する会」とあって、球団から王貞治会長(83)も出席。壇上での挨拶では、OB・OGに向けて新監督を全面バックアップすることを約束したが、チームには今も逆風が吹き荒れている。
「女性トラブルを起こしたFA山川の獲得から始まり、その人的補償を巡るエース和田のプロテクト漏れ騒動、甲斐野の流出問題。一連のフロントの不手際で、新監督をバックアップするどころか、足を引っ張っている状態です」(球団OB)
西武から、将来の監督候補でもある和田を指名されたことに慌てた球団が、今季の勝ちパターンに計算していた甲斐野を代わりに差し出したとする見方が既成事実化し、いまだ批判がやまない。王会長が一部週刊誌の取材に、「あれは西武の方の記者の人がそういうニュースを流したんじゃないですか」と答えると、一連の騒動の情報源を西武と名指ししたと曲解されて、今度は“ソフトVS西武の場外戦”と報道されるなど、沈静化にはほど遠い状態が続く。