ソフトバンク王会長の炎上“火消し”失敗招いた決定的禍根…83歳の球団ナンバー2を誰が守るのか?
このところ“炎上王”になっているのがソフトバンクの王貞治会長(83)だ。
西武からFAした山川穂高(32)の獲得を皮切りに、球団の顔である和田毅(42)の「プロテクト漏れ疑惑」などについて報道陣を通じてコメントを出すたび、ネット上からバッシングの集中砲火を浴びている。その中には≪老害≫という言葉まで散見されるほどだ。
そんな「悲惨な現状」については、関連記事【前編を読む】…の中で詳しく報じているが、地元メディア関係者は「そもそも王さんは山川の獲得に関してあまり乗り気ではなかったといいます」という驚きの証言が飛び出した。以下、後編。
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地元メディア関係者がこう言う。
「そもそも王さんは山川の獲得に関してあまり乗り気ではなかったといいます。80歳を越えても現場で若手を熱心に指導するなど、生え抜きの底上げが急務だと考えているからです。王会長はオーナーに次ぐ球団ナンバー2の地位にありながら、補強に関しては基本的にGM以下、フロントに一任しています。編成担当者から報告を受け、問題があれば意見をすることはあっても、細かに指示を出すことはない。『ON』という唯一無二の存在としてその発言の影響力が大きいため、フロントの方針に説得力や正当性を持たせるための役割を担っている。いや、担わされているというところがあるのです」