和田毅プロテクト漏れ騒動をどう見る? 選手会前会長の西武・炭谷銀仁朗を直撃…自身もFA移籍時に葛藤
ソフトバンクが西武からFAで山川穂高(32)を獲得したことで勃発した和田毅(42)のプロテクト漏れと人的補償騒動。日刊ゲンダイはプロ野球選手会の前会長で、西武時代の2018年にFA権を行使して巨人に移籍した経験を持ち、楽天から6年ぶりに古巣へ復帰した炭谷銀仁朗(36=写真)を自主トレ中のファーム施設で直撃。FA制度、補償撤廃に関する考え方や、巨人移籍時、チームの功労者だった内海哲也(現巨人コーチ)が人的補償に指名され、波紋を呼んだ件などについて、話を聞いた。
――西武からFA権を行使して巨人へ移籍した。
「ちょうど僕が巨人に行ったときに、内海さんが西武に入り、丸(佳浩)も巨人にFA移籍するタイミングで長野(久義)さんが(人的補償で)広島にという2人同時のタイミングだったんですが、ちょっと複雑な思いはね、ありましたけど……。当時はその分、やっぱりそうなってしまったんだから、それ以上の仕事をせなアカンという気持ちはありました、ジャイアンツでは。制度がそうなっている以上はそうしかやりようがないですから」
――巨人ファンからの批判を耳にしたことはあったのか。
「直接的に言われたことはありません。SNSもやってないから、直接的なことは知らないですけれど、まあ、そういう声もあったんだろうなとは思っています」