巨人・戸郷 プレミア12でメジャーにアピール…早くも侍J井端監督から「代表内定」お墨付き
「プレミア12」はメジャー球団への「ショーケース」となる大会でもある。
2019年の同大会で全試合4番を務めてMVPを獲得、侍ジャパンを優勝に導いた当時広島の鈴木誠也は、21年オフにカブスへ移籍した。3位に終わった15年大会でも、チームを支えたのは前田健太(広島=16年からドジャース)と大谷翔平(日本ハム=18年からエンゼルス)のダブルエース。
打線では、途中から4番に座った筒香嘉智(DeNA=20年からレイズ)も海を渡った。
「WBCとプレミア12はメジャーのほぼ全球団のスカウトや編成担当が顔を揃えて、各国代表の主力選手や若手をメジャー予備軍としてチェックする。戸郷は昨春WBCでは中継ぎ要員だった。先発としてどこまでやれるのか見てみたい」(ナ・リーグ球団スカウト)
井端監督の期待に、戸郷も「(プレミア12代表に)選ばれたい。成績が悪かったら選ばれない。侍で長いイニングを投げるのは本職。世界大会でいろんなバッターと長く対戦できるのはメリットだから」と腕まくり。シーズンで活躍し、プレミア12経由で大リーグ挑戦──。日本球界でスタンダードになりつつあるこのルートで、巨人の若き新エースも早期メジャー挑戦をもくろむ。