著者のコラム一覧
永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

新生ラグビー日本に「ファンタジスタ山沢拓也」という希望 大敗イングランド戦で大歓声浴びる

公開日: 更新日:

 22日に国立競技場で行われたラグビーのテストマッチ、リポビタンDチャレンジカップ2024。日本代表指揮官に復帰したエディ・ジョーンズHCの初陣として注目を集めたイングランド代表との1戦は、日本が17対52と大敗した。前任時の2015年W杯イングランド大会で強豪・南アフリカを相手に空前のジャイアントキリングを起こすなど、日本ラグビー躍進の礎を築いた名将の下でジャパンはどうなるのか。ラグビー取材歴30年以上のスポーツライターの永田洋光氏がリポートする。

 国立競技場に殺伐とした空気は流れなかった。日本代表(世界ランク12位)が、イングランド代表(同5位)に17対52と大差で敗れたにもかかわらず、だ。

 理由は明白。

 イングランドにとっては、ニュージーランド遠征途上の、いわばウォーミングアップ試合。目的は、オールブラックス戦に向けたチームの調整だ。

 一方、日本にとっても、二度目の就任となったエディ・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が、6日から始まった宮崎合宿で本格的指導に取り組んでまだ2週間あまり。目論んだのは、目指す「超速ラグビー」を担う能力を持つメンバー探しと戦術のテストで、世界屈指の強豪は最初の関門として格好の相手だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇