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永田洋光スポーツライター

出版社勤務を経てフリーになり、1988年度からラグビー記事を中心に執筆活動を続けて現在に至る。2007年「勝つことのみが善である 宿澤広朗全戦全勝の哲学」(ぴあ)でミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。近著に近著に「明治大学ラグビー部 勇者の100年」(二見書房)などがある。

ラグビー新生日本代表 直近5試合「1勝4敗」で見えた5つの課題

公開日: 更新日:

■パシフィックネーションズカップに間に合うのか

 ジャパンの次の舞台は、8月下旬から始まるパシフィックネーションズカップ2024(PNC)。

 こちらはワールドラグビーが主催する真剣勝負で、まず21位のカナダ(8月25日)、18位のアメリカ(9月7日)と戦い、2位以内に入れば、決勝ラウンドでフィジー(10位)、サモア(11位)、トンガ(16位)のうち上位2チームと優勝を懸けて戦うことになる。

 今回のチャレンジカップで見極めた素材を厳選して現状のベストチームを編成し、勝利を目指すことになるが、果たして間に合うのか。

 強化に時間のかかるスクラムは、これまでの課題を修正しながら、試合でさらに試行錯誤を積み重ねる以外に有効な強化策がないが、ラインアウトの修正は、オプションをシンプルに絞るなどして比較的短期間で修正が見込める。

 その上で、スコアや相手との力関係を見定めながら、ペナルティを得たときに3点を積み重ねるのか、モールにこだわるのかといった、ゲームコントロールを整理する必要がある。

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