阪神・佐藤輝明またザル守備で“送球イップス”悪化…バッテリーの配球にも悪影響
打ったからいいだろうでは、もちろん片づけられない。阪神の佐藤輝明(25)がまたやった。
4日の中日戦の初回。無死一塁から、三塁線に飛んだ打球をバックハンドで捕球した。よし、併殺だ──とは思えないのがサトテルである。案の定、二塁送球が右へ大きくそれてオールセーフ。2失点につながった。これが、今季22失策目。12球団ワーストである。
「その裏、無死二、三塁から2点適時打を放って取り返しましたが、阪神が逆転優勝を狙う上で佐藤輝の三塁守備は大きなウイークポイントになるのは間違いない。8月以降、悪送球だけでこれが6個目ですからね。送球時に完全に手首が固まってしまい、こわごわと腕を振ってるから、リリースポイントが安定しない。イップス? そう言っていい状態です」
とは、阪神OB。
当然、他球団に狙われて、1日の試合では1-1の七回に巨人の吉川、小林が相次いで三塁前にバント。吉川のセーフティーバントをさばいた佐藤輝が一塁へ悪送球し、勝ち越しを許す2失点につながった。