大谷ドジャースは地区3連覇かけたパドレス3連戦で苦戦必至…過去データで明らかな致命的弱点
接戦の展開では意外にも苦戦
ドジャースはデーブ・ロバーツ監督が就任した2016年以降の8年間で地区優勝は7回。そのうち5回は2位以下に10ゲーム以上の大差をつけてぶっちぎりで制覇。逆に接戦の展開では苦戦している。1ゲーム差で地区制覇した18年はロッキーズと熾烈な優勝争いを繰り広げ、9月17日に首位を奪い返しながら、下旬に2連敗してロ軍に並ばれた。地区優勝を決めるワンゲーム・プレーオフを制して6連覇(当時)を果たしたが、どちらに転んでもおかしくはない展開だった。
9年ぶりに地区優勝を逃した21年は宿敵ジャイアンツと最後まで接戦を演じたが、ジ軍との直接対決で9勝10敗と1つの負け越しが響いたこともあり、1ゲーム差で及ばなかった。
投打とも他球団がうらやむほどの豊富な戦力を擁し、レギュラーシーズンを圧勝することに慣れてきたドジャースは、意外にも競り合いになると苦戦しているのだ。先発、中継ぎとも故障者が続出するドジャースとは対照的に、パドレスは投手陣が安定している上に、直近7日間のチーム打率もリーグ4位の.271で、ドジャースの.288(同2位)にそれほど劣らない。投打の歯車が噛み合い、9月はここまで13勝5敗と勢いに乗っている。今季の対戦成績も3勝7敗と分が悪いのも懸念材料といえる。
28日からは投手陣が崩壊状態のロッキーズと3連戦が控えている。今季の対戦成績は7勝3敗と勝ち越しており、大谷は本塁打、盗塁とも上積みは十分可能だろう。が、偉業達成と引き換えに、この6戦次第で、熱望してきた地区優勝はお預けになりかねない。
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最高のシーズンを送る大谷にポストシーズンへの懸念点がある。それらはイチローやカブレラ、ジャッジなどレジェンドたちも苦しめられたという。いったいどういうことか。大谷の「敵」とは。
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