3年502試合フル観戦!大谷フリーク芸人・ミニタニ氏の過酷すぎる全米縦断全公開
節約のために10人部屋、「連続観戦」の壮絶プレッシャー
「過酷ですよ(笑)。編集が朝5時までかかることもあります。翌日がデーゲームなら、寝る暇なんてありません(笑)。ビジター戦はさらに大変。活動費を抑えるため、飛行機は早朝5時台の便や深夜0時台の便を利用します。早朝に到着すると、宿のチェックインまでの時間で編集作業を進めることも。宿泊費を節約するために、例えばサンフランシスコ遠征では、2段ベッドが並ぶ10人部屋のドミトリー(1泊約25ドル)を愛用しています。ベッドは硬いし、何より海外の人はイビキが強烈で(苦笑)。疲れが抜けにくいですね。それでも、そこで交流した人たちから現地ならではの表現や野球の専門用語を学べるので、ポジティブにも捉えています」
試合、撮影、編集に追われ、昨シーズンは一日も休みがなかったそうだ。
さらには「連続観戦記録」の重圧ものしかかる。日本国内だけでなく現地ファンの間でも知名度が高まり、連続観戦が「ミニタニ」のブランドであり、アイデンティティーとなっているのだ。
思いがけない病気やケガ、寝坊はもちろん、悪天候などで飛行機が欠航すれば、その時点で記録は途絶える。まさに、極限の綱渡りの日々が続いている。
「もはや、これは絶対に果たさなければならない義務のようになっていて、そのプレッシャーは言葉では言い表せないほど凄まじい。正直、今もストレスで体調が優れません。悩みのタネは、ドジャースの日本開幕戦のチケット。端末4台を駆使して購入サイトにアクセスしましたが、競争率が高すぎて接続できず……。誰かに譲ってもらうしか方法がなく、方々に声をかけて奔走していますが、どうなることやら……。ミニタニ史上最大のピンチ。YouTubeアカウントの乗っ取り被害に遭った時よりも、焦っています(※インタビューは2月下旬)」