著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

ケネディ氏が福祉保険省で大量解雇…専門家は「病気が広がる可能性」を指摘

公開日: 更新日:

 イーロン・マスク氏の政府効率化省は、連邦職員の20万人解雇を目指して連日大なたをふるっていますが、アメリカの医療と公衆衛生を司る福祉保険省でも大量解雇が始まりました。その中には多くの疾病の専門家が含まれ、このままでは防げる病気も防げなくなってしまうという懸念の声が上がっています。

 解雇は不要な人員と予算カットが目的とされていますが、どんな理由で誰を解雇しているのかという情報の不透明さが、不安を倍加させています。報道機関の調べによると、1度に数千人単位での解雇が行われていると見られます。

 解雇された食品医薬品局の元職員はABCニュースのインタビューに答えて、「人員の削減でこれまでの検査体制を縮小せざるを得ず、食品の安全が確保できなくなる。」と不安を訴えていました。やはり元職員で薬物の過剰摂取の専門家は、この分野は元々人手不足のため、今後は必要な研究が行われなくなることを憂慮していました。元がん研究の専門家はNBCニュースの取材に答え、今後のがん治療の進歩に遅れが出るのではないかとの危惧を口にしていました。

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