大谷は今季「打者に軸足」…を決定付けた東京ドームでの一発 投手はあくまでプラスアルファ
「最大の目標は勝つこと」
昨年、メジャー初の50本塁打-50盗塁を達成したように、打者として単に打つだけではない。投手として復帰することから、さすがに盗塁はさせてもらえないだろうという見方が多かったが、オフに手術した左肩への影響を考慮したスライディング方法を模索するなど盗塁への意欲も衰えていない。
大谷は会見で「最大の目標は勝つこと。そこに対して自分の仕事ができれば」とも言った。このスタンスは、今回の東京開幕に限ったことではないだろう。
首脳陣は大谷の打者としての実績を高く評価しているし、当座は打者としてのパフォーマンスを最大限に発揮してもらうことが勝利への近道と考えている。それに対して大谷も勝利のために打者に専念するのが「自分の仕事」だと考え走塁練習に取り組み、15日の巨人戦では本塁打を放った。
昨16日の阪神戦は2打数無安打。才木に空振り三振と中飛に打ち取られたとはいえ、打者に軸足を置いてほしいという首脳陣の注文に足とバットで応えた。
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日刊ゲンダイは過去に大谷の両親や恩師を徹底取材。いまではメディア露出を控えるようになった両親だが、当時は「ふたりの出会い」まで直々に語ってくれていた。それらを網羅した連載コラム、
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