東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」
「まず、入部する子の考え方が違う。履正社に『野球は高校で引退します』という子はいませんでしたが、逆にここでは『卒業後も次のステージで続けます』という子がほとんどいなかった」
──就任後は何を重点的に教えましたか?
「まずは体づくりですね。技術よりも、食事やトレーニングの改善、強化に努めました」
──履正社時代は各家庭と協力しながら食事教育をし、体格が立派な選手も多かった。
「東洋大姫路は寮があって、管理栄養士もいるので、寮がない履正社よりもやりやすさはあります。ただ、全員が寮生ではありませんからね。履正社時代も、最初から体格のいい子ばかりを集めたわけじゃない。入学して、食事とトレーニングで体を大きくしていった。なにせ、同じ大阪府内に大阪桐蔭があるので、彼らに勝つためにはどうすべきかと考え、十数年前から取り組みました。東洋大姫路も最初は小さくて細い子ばかりでしたが、今はだいぶ、履正社と変わらないくらいの体格の子が増えた」
──選手集めも監督自らやっているのですか?