日大アメフト部とうとう廃部決定…違法薬物事件で3人目の部員逮捕が決定打に
日大アメリカンフットボール部の廃部が決まった。部員による違法薬物事件にからみ、28日、大学が同部を廃部にする方針を固め、中村敏英監督らに伝えた。27日に麻薬特例法違反容疑で新たに3年生部員が逮捕され、逮捕者は3人に。8月の記者会見で沢田康広副学長が「逮捕者が複数ということであれば(廃部も)考えなくては」と語っていたが、最悪の事態となった。
同部は1940年創部。大学日本一を決める「甲子園ボウル」では21度の優勝。日本選手権「ライスボウル」も4度制覇。
一方、2018年には関学大戦で、無防備な相手選手に日大の選手が悪質なタックルで負傷させ、当時の監督やコーチは大学から懲戒解雇処分を受けた。
副学長が理事長をパワハラで告訴するなど、同部の問題は経営陣の内紛に発展。廃部でもゴタゴタが収まる気配はない。