日大アメフト部とうとう廃部決定…違法薬物事件で3人目の部員逮捕が決定打に

公開日: 更新日:

 日大アメリカンフットボール部の廃部が決まった。部員による違法薬物事件にからみ、28日、大学が同部を廃部にする方針を固め、中村敏英監督らに伝えた。27日に麻薬特例法違反容疑で新たに3年生部員が逮捕され、逮捕者は3人に。8月の記者会見で沢田康広副学長が「逮捕者が複数ということであれば(廃部も)考えなくては」と語っていたが、最悪の事態となった。

 同部は1940年創部。大学日本一を決める「甲子園ボウル」では21度の優勝。日本選手権「ライスボウル」も4度制覇。

 一方、2018年には関学大戦で、無防備な相手選手に日大の選手が悪質なタックルで負傷させ、当時の監督やコーチは大学から懲戒解雇処分を受けた。

 副学長が理事長をパワハラで告訴するなど、同部の問題は経営陣の内紛に発展。廃部でもゴタゴタが収まる気配はない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇