「日本の地震地図」岡田義光著
南海トラフ地震が発生した場合、被害は季節や時間によって異なるが、夏の昼間で風速8メートルだった場合、火災による建物の焼失は8万6000棟、冬の夕方では31万棟に及ぶと推計される。また、津波による死者は、避難の呼びかけが効果的に行われる夏の昼間であっても最大18万9000人。早期避難が難しい冬の深夜では、最大22万4000人と考えられている。
他にも、50年以内の発生確率が50%といわれ、108兆円もの経済損失が見込まれる首都直下型地震など、各地の地震予測を明らかにしていく。