「血圧を測るだけ!!で長生きする38の理由」渡辺尚彦著

公開日: 更新日:

 東京女子医大東医療センター内科准教授の著者は、87年8月から現在まで連続携帯血圧計を装着し、ずっと24時間血圧を測定し続けている。そんな“血圧の専門家”が、血圧を測ることの重要性と効果を解説する。

 自宅にある家庭用血圧計で朝晩血圧をチェックして結果を記録する「血圧レコーディング」を続けるだけで、心筋梗塞脳卒中がんなどのリスクが減り、認知症や寝たきりも予防。自律神経のコントロールやダイエットにも効果があるという。血圧は上がったり下がったりを繰り返し、心と体の「波」をありのままに反映する。そのため、長く測り続けるにしたがって、自分の調子の「波」が上がったり下がったりするパターンが見えてくる。そうした自分の傾向に気づくことで日々の生活行動をコントロールできるようになり、病気の予防や健康効果をもたらすのだ。

 さっそく、自宅でホコリをかぶっている血圧計を引っ張り出し、有効活用しよう。

(毎日新聞出版 1100円+税)

【連載】気になる新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭