「伝統と革新の町・金沢を歩き解く!」金沢謎解き街歩き 能登印刷出版部著

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 北陸新幹線の開通で身近になった金沢の魅力を伝える面白ガイドブック。

 日本三大名園のひとつ兼六園の有名な「徽軫灯籠」。片脚は霞ケ池の水中にあって2メートル、陸に置かれたもう一脚は80センチとその不均衡が美しさを際立たせているのだが、江戸時代には実は両脚とも同じ長さで池につかっていたという。その他、金沢城の石垣に残るさまざまな刻印の正体をはじめ、加賀藩13代藩主前田斉泰が、天下に得がたいと五人扶持を与えた「五人扶持の松」、さらに金沢が発祥だといわれるパチンコの名称など。歴史や名所、風習、そしてグルメまで。知られざる謎を解き明かしながら、金沢の街を歩く。(実業之日本社 800円+税)


【連載】新書あらかると

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