書き下ろしミステリー編

公開日: 更新日:

「幸せスイッチ」小林泰三著

 何不自由なく育った少女が、高校2年生のとき、両親が事故死。遺産で一人暮らしを始め、やがて10歳上のヒロシと交際を始める。だが、ヒロシに請われるまま、莫大な遺産のすべてをだまし取られた上に、身ごもっていた子供まで失ってしまい、少女は、ネットカフェで寝起きするように。

 そんなある日、「すべての苦痛からあなたを解放します」という奇妙なネット広告が目にとまる。広告主は「幸せスイッチ」というNPO法人だった。失うものがない少女が半信半疑でメールを送るとすぐに返事が来た。待ち合わせ場所に現れた春子と名乗る女は、どんな不幸でも解決できると断言する。(表題作)

 読者の人生観を覆す奇想に満ちた6つの物語を収めた作品集。(光文社 680円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動