「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑氏

公開日: 更新日:

 読書をする場合、あえて長い時間を設ける必要はない。むしろ、通勤電車で次の乗り換えまでの15分など、時間制限つきの“スキマ時間”を使うことで、漫然と読むよりも高い集中力が発揮でき、記憶力も高まるという。本の内容に関して、誰かと議論できるレベルにまで達すれば、決して忘れることはないだろう。

「どんな本を読めばよいか分からない人は、いわゆるベストセラーから選ぶよりも、上司や経営者、あるいは芸能人など、自分がリスペクトする人が薦めている本から選んだ方が読み進めやすいでしょう。また、あらかじめ1万円分の図書カードを購入しておくなど、自分のための書籍購入予算を決めてしまえば、1冊ずつお金を払うというプレッシャーがなくなり、読みたい本を気軽に買えるのでお勧めです」(サンマーク出版 1500円+税)

▽かばさわ・しおん 1965年北海道生まれ。札幌医科大学医学部卒。精神科医。インターネットメディアを駆使して精神医学・心理学の知識や情報をわかりやすく発信。「SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術」など著書も多数。


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動