「『ごはんの力』で老けない体をつくる」つぶつぶグランマゆみこ著
近頃ではダイエットの大敵と見なされている「ごはん」だが、はたして本当にそうなのか。本書では、雑穀料理家の著者が改めてごはんの栄養と効果を示していく。
ごはんの主成分が炭水化物であることは間違いないが、他にも体に必要な栄養が豊富に含まれている。
まずは、食物繊維。糖質制限食で便秘になる人は多いが、これはごはんから食物繊維が摂取できないため。ごはんには、水溶性と不溶性の食物繊維がバランスよく含まれており、便秘を解消し腸内環境を整えるにはもってこいの食物なのだ。
さらに、ごはんにはミネラルも豊富。カリウム、リン、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛まで含まれている。巻末では、揚げおにぎりや甘酒など、ごはんのレシピも紹介している。
(KKロングセラーズ 1000円+税)