「秘事」勝目梓著

公開日: 更新日:

 36歳の純子は、結婚して6年の夫・信雄との間に生まれたばかりの子どもがいる。バイセクシュアルの純子は、一方で10年来の恋人・綾子との関係を結婚後も続けていた。信雄は、結婚後、急な用事で帰宅した折に純子と綾子が自宅の浴室でむつみ合っている姿を目撃するが、2人の関係に気づかないふりをして過ごしてきた。女だけしか愛せない綾子は、自分という存在がありながら信雄と結婚した純子に複雑な気持ちを抱きながらも、愛する純子と別れ難く、受け入れてきた。そんな三角関係は純子の死で突然終わりを迎え、1年後、綾子は自ら望んで信雄の後妻となる。

 手記や日記で三人三様の思いを浮き彫りにした恋愛官能小説。(光文社 700円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《フジが反転攻勢》《どうする文春!》中居正広問題の文春記事訂正に大はしゃぎの違和感…“直取材”対象はどこにいる

  2. 2

    バド渡辺勇大は代表辞退、英の五輪メダリストもアダルトサイトで副収入…世界で共通するアスリートの金銭苦

  3. 3

    フジテレビ系の冬ドラマ「警察もの」2本はありえないお話しすぎてズッコケの連続

  4. 4

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  5. 5

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  1. 6

    入社式の仰天舞台裏 コネと忖度が横行するフジの末期症状

  2. 7

    生島ヒロシ“セパ制覇”でラジオ即降板の衝撃 中居正広“女性トラブル”が引き金となった好感度アナの裏の顔

  3. 8

    TKO木下隆行"元女子アナに性奉仕強制疑惑"で絶体絶命…釈明動画も"ウソつきイメージ"がアダに…

  4. 9

    フジの“私情含み”採用に佐藤里佳アナウンス室部長が異議

  5. 10

    文春訂正で中居正広ファン分裂! 「本人は無罪」vs「悪質性が強まった」で大激論