「書店ガール7旅立ち」碧野圭著
私立中学の司書教諭・愛奈が顧問を務める読書クラブが、文化祭で「ビブリオバトル」をやることになった。各人が本を紹介し合い、どの本が参加者に支持されるか競うイベントだが、本番前に部員の前で3年生がデモンストレーションを行うことになった。
当日、それぞれがお気に入りの本について熱の入った発表をするが、学年トップの成績を誇る中村が選んだ本だけは1票も得ることが出来なかった。愛奈にも中村の発表は優等生的で心が感じられない。
数日後、かつてアルバイトしていた書店に部員を引率した愛奈は、中村を意外な棚の前で見かける。
その他、吉祥寺店店長の理子ら、4人の「書店ガール」の働く姿を描く人気シリーズ完結編。
(PHP研究所 700円+税)