「日本史上最高の英雄 大久保利通」倉山満著
NHK大河ドラマ「西郷どん」ではいよいよ、西南の役の場面に。そこで西郷隆盛は自決するわけだが、西郷を死に追いやったのはまさしく大久保利通だ。
大久保が生涯をかけて闘った4人の人物は、徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜、その“官房長官”だった板倉勝静、“首席秘書官”の役回りを演じた原市之進、そして4人目が最大の親友・西郷隆盛であった。
本書は彼らとの死闘の歴史をたどりながら、「政令一途」と「富国強兵」を成し遂げ、近代国家の礎を築いた大久保の功績を浮き彫りにする。
(徳間書店 1250円+税)