「わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム 1992―2019」小西康陽著
小西はピチカート・ファイヴ時代、ビートルズが好きだったのではなく、リチャード・レスター監督演出の「ア・ハード・デイズ・ナイト」と「ヘルプ!4人はアイドル」のビートルズが好きなのだと思っていた。
だが、最近は自分が好きなのはポール・マッカートニーだ、と。好きな曲を書いて商品として発売して大衆に喜んでもらえる、20世紀以降の音楽家としては理想的な人物だからだ。
小学生の時、「ビートルズが好きだ」と北海道の両親に電話をしたら、両親はビートルズのレコードをほとんど持っていたので、カセットに録音して送ってくれた。(「わたくしのビートルズ」)
小西が雑誌などに書いたコラムなどを集めたバラエティーブック。
(朝日新聞出版 3300円+税)