「四国遍路の世界」愛媛大学四国遍路・世界の巡礼研究センター編

公開日: 更新日:

 外国人遍路が増えるなど世界からも注目を集める四国遍路を、研究者がそれぞれの視点から論じた講義集。

 まずはその成り立ちから。信仰の世界では、約1200年前に弘法大師空海が四国霊場、88カ所を開創し、四国遍路が始まったとされる。しかし、空海が88カ所を巡り歩いた事実は確認できず、近年の研究では、平安時代に各地を遍歴して修行していた僧侶=聖たちによる「辺地(へじ)修行」がその原型といわれる。

 以降、現代のような四国遍路が成立していく過程を詳述。さらに、江戸時代の日記にみられる当時の遍路の様子や、古典文学に描かれる四国遍路、世界各地の巡礼との比較など、全長1400キロに及ぶ四国遍路の奥深い世界を案内。

(筑摩書房 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出