「疫病と投資」中原圭介著

公開日: 更新日:

 コロナ禍で東京オリンピック・パラリンピックが中止になり、大不況になるのではと心配されているが、実はこれがテレワークという働き方が認知される契機となる。少子高齢化が進み、経済規模を維持するために、従来は現役の労働力扱いされていなかった高齢者や、子育てや介護でフルタイム勤務ができなかった人でも働けるようになった。

 さらに、平均1時間30分にもなる通勤時間も不要になり、その時間を資格取得の勉強などに充てることもできる。アメリカではテレワークの導入が8割を超えるが、日本企業は2割を超える程度だ。「時間」で働くという発想を変え、「成果」で評価するようにすることが必要だ。

 パンデミックの経済への影響を読み解く。

(ダイヤモンド社 1500円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    大谷も仰天!佐々木朗希が電撃結婚!目撃されたモデル風美女に《マジか》《ビックリ》

  4. 4

    井上中日が「脱立浪」で目指す強打変貌大作戦…早くもチームに変化、選手もノビノビ

  5. 5

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 7

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  3. 8

    “透け写真集”バカ売れ後藤真希のマイルドヤンキーぶり…娘・希空デビューの辻希美とともに強い地元愛

  4. 9

    爆笑問題・太田光のフジテレビ番組「休止の真相」判明 堀江貴文氏“フジ報復説”の読みハズれる

  5. 10

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ