「1週間で正確な音程で歌えるようになる本」石川芳著

公開日: 更新日:

 コロナ禍以降、苦手なカラオケに行く機会がなくなり少し気が楽だ。いや、歌は好きなのだが自分でも下手くそなことが分かる。しかし、今さら歌のトレーニングに通うというのも大げさだ。

 と、思っていたときに、7日間のボイストレーニングプログラムを伝授してくれるという本を見つけた。オーディオファイルのリンクも掲載されており、ダウンロードすればひとりでもお手本や伴奏にならってトレーニングができるのだ。

 さっそく1日目のトレーニングを開始。最初はリズム感を鍛えるのがいいという。ダウンロードしたファイルのカウントに合わせて、手をたたいてみる。次に“ワン・ツー・スリー・フォー”と声を出すこともプラス。さらに1拍目は足を踏み鳴らし、2拍目は手をたたくというように難易度を上げていく。コツはシラ~ッと冷めた気持ちでやるのではなく、人に見られたら恥ずかしいぐらいノリノリでやることだというのだが、これが簡単なようで意外とできない! ノリノリになるほどカウントからズレたり遅れたりしてくる。なるほど、こんなリズム感では曲のテンポにあった歌い方はできないではないか。やってみて深く納得。

 2日目は音感を鍛えるトレーニングで、お手本の「ドー、ミー」「ドー、ラー、ドー」などの音を聴き、その後に続いて正確に声に出す。集中して音を聴き丁寧に発声することで、音程の調整が少しずつうまくなるのが実感できた。

 こうして7日間を終えた結果、音程が安定し、気持ちよくリズムに乗って歌えるようになってきた(気がする)! トレーニングはまた1日目から繰り返して行うといいという。コロナ収束後にカラオケに行くのが楽しみになってきたぞ。 <浩>

(リットーミュージック 1980円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議